ジュニアがとうとう産まれた。2月12日、帝王切開だった。その日は検診だったけど、いきなり先生が「今日手術するのがベストです」とか自信満々に言い出してびびったけど、妻は「はい、よろしくお願いします」と冷静に一言。こいついつの間にこんなに逞しくなったんだ?!準備を整えて静かに手術室に消えていった。

 ひとり取り残された僕。はっと気づいて母と義母に電話。とにかく落ち着かないのでニンテンドーDSのスーパーマリオをやってみたり、ポケットに入っていたメモ紙を極限まで小さく折りたたんでみたり、ボールペンで爪に落書きしたり、アキレス腱のばしてみたり意味不明な行動をとっていた。街中だったら確実に職務質問されてたと思うw

 そんなこんなで1時間くらいしたら看護婦さんが「産まれましたよー」と呼びにきた。ジュニアは小児科へ直行し、妻は病室に戻ったそうだ。母子共に元気とのこと。ジュニアとの面会は小児科の指示に従ってくださいとのこと。

 病室に戻ってみると妻がいて大分疲れているようだったけど、満足したような表情だった。そしたら看護婦さんが小児科から面会のOKがでたと言いにきた。妻はまだ動けないので一人でDASH。はやる気持ちを抑えて小児科の看護婦さんに言われるまま手を消毒して頭にエビス様みたいな帽子をかぶって水色の割烹着みたいなのを着せられて入室。

 保育器の中には気品に満ち溢れたお顔立ちの赤様がスヤスヤおねんねしてる。もうそれだけで感動。もう言葉にできない。頭のてっぺんからため息がでる感じ。

 「元気に泣く赤ちゃんですよ」と看護婦さん。2092gの小さな小さな息子。父の命日が一年前の2月17日。きっと生まれ変わりだ。

 待合室には母と義父・義母・義妹が到着していた。みんなで喜んだけど、どこかみんなポカーンとしてる感じがしてウケた。

 そして実は9日に祖母が急に倒れて同じ病院に入院していて、88歳という高齢なもんだから、一時どうなるかと妻の具合とダブルの不安だった。仕事は仕事で忙しいし、それでも毎日仕事の前や後に病院に行っては階が違う二人の病室を行ったり来たりしてほんと大変だったけど、とりあえず祖母も母子も順調とのことで今日は1週間ぶりにビールを飲んだ。うんめー!!

 ああ、なんかまた目がウルウルしてきた。

 

コメント

みかん
みかん
2008年2月15日0:49

うわぁー! おめでとうございます!!!! すごい、新しい生命の誕生だ。奥様も御婆様も息子さんもご無事で何よりです。やっぱり、出産の時、女は強くなるのね。感動。

キング阿部
キング阿部
2008年2月15日1:06

おお〜!みかんさん、ありがとうございます。ほんと妻はカッコよかったです。ストイックな侍みたいでした。これからは育児の事も書くのでたまに見てくださいな。

占畑任三郎
占畑任三郎
2008年2月15日2:38

僕は、そんなに信仰心の篤い男ではないが、貴兄の嫡男が、貴兄の父の生まれ変わりと、信じているよ。

nophoto
局長
2008年2月15日21:31

かみさんはすぐ母親になる
私もなんだか置いてかれた気になったなぁ・・・おめでとう
大変なのはこれからだが、あれだ  親父 乙!

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