MONSTER B’z

2006年6月29日 音楽
 B’zの新譜。まだ1曲目の“ALL−OUT ATTACK”と最後の“OCEAN 2006MIX”しかまともに聞いてないけどカッコいい。

 1曲目“ALL−OUT ATTACK”のインパクトが凄すぎ。ハードロックつーかヘビメタつーかパンクつーか、音楽雑誌のレビューを書く人達はどう書くのかは知らんが、こういう懐かしいような攻撃的サウンドはGJ!しかも唐突にスロウダウンして「ふるさとの〜」なんて歌詞が出てくるあたりは凡人の理解を超越した世界観だ。

 “OCEAN 2006MIX”はパッと聴いた感じ「何が違うの??って感じだけど、まず稲場の歌い出しの部分からいきなりストリングス(バイオリンとかチェロetc)が入って音の厚みを増している。そしてサビの部分の伴奏のバッキングギター(ディストーションサウンドの方)がシングル版に比べて聞き取り易くなって、逆にストリングスパートの音量が抑えられている(シングル版はその逆)。ボーカルパートの音量も全体的に少し伴奏に埋もれ気味になっている。(シングル版との比較)

 これはここ数年のロックバンド関係にみられる特徴で、これまでのように伴奏の上にボーカルが乗っかるんじゃなく、ボーカルも楽器の一つと捉えて、他の楽器との音量差をなるべく無くし、より音圧感を稼ぐためにあえてそうするという意図があるようだ。ここ数年、B’zの場合もシングルではボーカル>伴奏、アルバムではボーカル=伴奏といったように明らかに音量バランスを変えている。海猿のための書下ろし曲を今回のアルバムに加えるにあたり、整合性を求めてMIXをやり直したのかなと思う。明らかにテンポや曲調そのものが違う訳ではないので、パッと聴いた感じではその違いはあまり分からないけど、細かい調整を律儀にやるあたり流石だ。

 長年ギターをたしなみ、楽譜を買う金が無いので弾く楽曲は全て耳コピという何気に地道な作業を長年にわたり続けていると、知らず知らずのうちに変に耳が鍛えられ、そんな些細な違いにも敏感になってくるようだ。特にOCEANの場合、シングル版ではサビの部分の伴奏で松本孝弘特有の細かい小技をやってはいるのだが、ギターパート自体の音量が抑えられていたため、ニュアンスがいまいち聞き取り辛くて、ああでもないこうでもないと悩んでいた。そしてこの2006MIXを聴いたとたん一気にギターの音がクリアーになり、問題が氷解した事にとてつもない幸せを感じ、またそんな微妙なギターの音量の違いを感じ取った僕の耳を少しだけ「いいじゃん」とか思える今日この頃。

 

 日常生活や仕事には全く役に立たないが…。

 

 いやあ、音楽ってほんと素晴らすい。

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