今日は仕事が休みで同じ職場のSさんとMと、馴染みの居酒屋のマスター、そして僕の4人で田沢湖スキー場
http://www.hana.or.jp/ski/tazawako/に滑りに行った。

 田沢湖と言えば日本一の深さを誇る(423.4m)神秘の湖だ。晴れた日にはゲレンデからその佇まいを一望できるという素晴らしいスキー場が田沢湖スキー場だ。6時半に出発、10時半到着。天気は割りと良い。少なくとも吹雪やガスはかかってない。クワッドリフトに乗り込み、ふと横を見ると雪景色の中、藍色の湖面が一望できる。いやが応にもメンバーのテンションが上がる。リフトを降りる。しかし…スケートリンクみたいなアイスバーン。

 エッヂが全く効かない。それでも前々から計画して折角迎えた今日の日。自然のコンディションばっかりは人の力ではどうにもならない。考えてみればフィギュアスケートの舞姫達は年から年中アイスバーンで頑張ってるじゃないか!それに俺は先日購入したケツ衝撃吸収パッド(1万円)がウェアの下に堂々と鎮座しているではないか!!と、むりやり自分を納得させ、午前中滑りきった。

 そして悲劇は起こった。この1本で昼飯にしようと、センターロッジを待ち合わせ場所に、各メンバーがそれぞれのコース、それぞれのスピードで各々滑り出す。僕はなんとかスイッチスタンスで滑り切り、待ち合わせ場所で他のメンバーを待つ。やがてスキーのSさんが加わり、あとはマスターとMを待つだけだ。二人ともスノーボードは素人では無いのですぐに来ると思っていたが、中々来ない。

 「待ち合わせ場所を勘違いしてるのかもしれない」と、Sさんが2人を回収するため再びリフトへ乗り込む。僕はその場で留守番。コースを眺めていても2人の姿は見えない。平日で人もまばらなので見落としようが無い。

 するとパトロールセンターからスノーモービルが1台サイレンをけたたましく鳴らしながらコースを駆け上がっていく。…まさかとは思ったら、そのまさかだった。そのスノーモービルに乗せられて降りて来たのはMだった。急いで駆け寄る。Mの後を滑っていたマスター曰く、アイスバーンで転倒し頭を強打。一時気を失い口から血まじりの泡を吹いていたとの事。救急車で近くの病院へ。

 結局ただの脳震とうで血の泡も口の中を切ってしまったためのものだった。頭部レントゲンや診察の結果大丈夫だけど、念のため1日入院したほうが…という医師の勧めをMは断り、代わりに紹介状を書いてもらい居住地近くの病院に寄ってもう一度診てもらうという約束で帰路につく。約3時間後地元の病院の到着。この時点で午後6時半。正規の受付時間を過ぎていたので救急受付を済ませ、紹介状とレントゲン写真を渡し、再びレントゲン&CTスキャン&診断。結果は問題無し。あ〜よかった、無事でなにより。Sさんもマスターも僕も安堵のため息。そんな僕らの心配をよそに「迷惑かけたので今から酒を奢る」とのたまうMをなだめ(タフっつーかアフォっつーか…)家に送った。

 今日一日の出来事をとおして、僕はつくづく危ないスポーツをしてるんだなと思った。今にもまして安全についての知識、危機回避能力を強化しないとな。

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